耐震改修の課題「耐震性・寒さ対策・快適性」

リフォーム事例

築43年のR邸(建売中古住宅)の耐震診断結果は必要耐力「上部構造評点1.0」に対して1階X方向(0.3)・Y方向(1.32)・2階X方向(0.5)・Y方向(0.87)です。震度6強の地震時に倒壊する可能性が高い結果でした。耐震改修の課題は「耐震補強・冬の寒さ・快適性/物が溢れている」等、どう改善するのか。耐震補強は室内側から床・壁・天井を撤去して「耐力壁・補強金物」を施工。補強設計は保有耐力評点を1階X方向(1.16)・Y方向(1.92)・2階X方向(2.36)・Y方向(2.11)と保有耐力評点を(1.0)以上確保して、震度6強の地震時に一応倒壊しない内容にしています。冬の寒さ対策は窓のサッシを「アルミ樹脂複合サッシ+断熱複層ガラス」に取り替えました。外壁内側と1階床下に断熱材を施工。室内の壁と天井の仕上材は断熱塗料を使用「断熱・防音・空気質改善」の対策を行い、床板は可視光応答光媒効果のある桧板を使用「抗ウイルス・抗菌・消臭・VOC分解」の対策を行っています。

外観(東南面)
屋根(カラ-ベストコロニアル葺き):塗装の劣化有り・太陽光パネルの固定ビスが屋根下地合板を貫通している
外壁(モルタル下地アクリルリシン塗装):外壁モルタル下地に多数のクラック有り・塗装の劣化有り
改修前(玄関ホ-ル)
改修前(玄関ホール)
改修前(リビング)
改修前(リビング)
改修前(ダイニングキッチン)
改修前(ダイニングキッチン)
耐震改修工事中(玄関ホ-ル):左側出隅柱に白蟻食害の跡有り。
耐震改修工事中(浴室):出隅柱に白蟻食害の跡有り・竪樋の劣化有り。
耐震改修工事中(設計監理):軸組の現況確認。
完成後(玄関ホ-ル):玄関ドア-取り替え・下足入れは杉のハギ材で製作。
          :床板は可視光応答光媒効果のある桧板を使用「抗ウイルス・抗菌・消臭・VOC分解」の対策を行っています。
完成後(玄関ホ-ル):壁・天井の仕上材は断熱塗料を使用「断熱・防音・空気質改善」の対策を行いました。
完成後(リビング):床板は可視光応答光媒効果のある桧板を使用「抗ウイルス・抗菌・消臭・VOC分解」の対策を行っています。
         :壁・天井の仕上材は断熱塗料を使用「断熱・防音・空気質改善」の対策を行いました。
完成後(リビング):カウンタ-収納家具は杉のハギ材で製作・正面天井の木製廻縁溝にピクチャ-レ-ルを取り付け(レ-ルを見せない)
完成後(リビング):既存サツシ窓を「アルミ樹脂複合サッシ+断熱複層ガラス」に取り替えました。
完成後(リビングダイニング):既存サツシ窓を「アルミ樹脂複合サッシ+断熱複層ガラス」に取り替えました。
完成後(ダイニングキッチン):床板は可視光応答光媒効果のある桧板を使用「抗ウイルス・抗菌・消臭・VOC分解」の対策を行っています。
              :壁・天井の仕上材は断熱塗料を使用「断熱・防音・空気質改善」の対策を行いました。
完成後(ダイニングキッチン):カウンタ-収納家具は杉・桧のハギ材で製作しました。
完成後(ダイニングキッチン):壁の仕上材はキッチンパネル(汚れ対策)・天井の仕上材は断熱塗料を使用。「断熱・防音・空気質改善」
               の対策を行いました。
              :吊り食器戸棚は桧のハギ材で製作しました。(食器の飛び出し防止対策として4枚引き違い戸)
完成後(ダイニングキッチン):カウンタ-収納家具は杉・桧のハギ材で製作。
 改修前1階平面図
 改修後1階平面図
 改修前2階平面図
 改修後2階平面図