構造材を見せた「スッピンの家」

シックハウス

今年の夏は連日の猛暑で、命を落とす人が増えています。温暖化の影響で、エアコン無しで夏場を過ごすのは命がけです。本来夏を棟とする日本の住まいづくりの考え方には、自然を取り入れ、夏を涼しく過ごす暮らし方のヒントがあります。構造材(柱・梁・床板)を見せた「スッピンの家」は今でも木の香りがします。リビングダイニングの南側には広めの木製テラスを設けて暮らしの広がりを考えました。温暖化対策を考えた時、国産材が主役の住まいづくりは重要なポイントです。無垢の木には、調湿作用があるのでホコリがあまり舞い上がらないという良さがあり、ストレスを抑える精油効果があるとも言われています。こんなに相性の良い「無垢の国産材」を活かした住まいづくりが求められています。

外観(北面)
リビングダイニング
雪見障子(両側の戸袋に引き込むことができます)
造付収納家具(杉のハギ材を使用)
正面壁の裏側に造付収納家具を設置(カウンタ-収納・吊食器戸棚)
格子組の飾り棚(階段室の天窓からの採光を活かす)