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改修前:外観

改修前:廊下

改修前:台所

築59年の中古住宅を42年前に購入、2011年の東日本大震災で、自宅が大きく揺れ倒壊するのではないかと思ったとのこと。不安になり専門家に相談すると「建て替え不可の敷地」とわかり、不安を抱えて12年が経過。敷地は狭小敷地(71.43㎡)で延床面積(64.58㎡)・1階(37.26㎡)・2階(27.30㎡)の間取りを全面変更し、「耐震・暑さ・寒さ・快適」がどこまで改善できるのか専門家の協力を得て進めました。

特に耐震性が心配だったため、耐震診断調査を実施。診断結果は震度6強の地震時に倒壊しない上部構造評点(1.0)を下回っており、1階X方向(0.39)・Y方向(0.87)・2階X方向(0.53)・Y方向(1.04)で、倒壊する可能性が高いことを示しています。

今回の大規模改修工事では、耐震性能を1階X方向(1.78)・Y方向(2.38)・2階X方向(2.69)・Y方向(4.30)と上部構造評点(1.5)以上を確保し、倒壊しない基準に引き上げ。間取りは全面変更し、延床面積(70.72㎡)・1階(36.02㎡)・2階(34.70㎡)に。寒さ・暑さ対策は窓(断熱サッシ)・外壁(通気層・断熱材)・屋根(通気層・遮熱)で施工しました。快適性は出入り口(引き戸)・床(段差解消)・収納(造り付家具)で施工。健康リスク対策については、「除菌・消臭・防カビ・抗ウイルス」効果のある照明器具を水まわりに使用いたしました。

改修前:敷地面積(71.43m2)・1階床面積(37.26m2) 黄色(減築部分)・緑色(増築部分

改修前:2階床面積(27.32m2)

改修前:リビング

改修前:寝室

改修前:浴室

改修前:浴室

改修前:便所

改修後:外観(外壁/窯業系サイディング厚15+通気層厚18)

改修後:外観(南面)

改修後:1階床面積(36.02m2)

改修後:2階床面積(34.78m2)

改修後:リビング(引き分け障子・窓/アルミ樹脂複合サッシ+LOE硝子+アルゴンガス+樹脂スペ-サー)

改修後:リビング(造り付家具/カウンター収納・吊本棚)* 杉ハギ材使用

改修後:ダイニング(壁と天井の木製見切縁下端にピクチァーレール取付け)

改修後:台所(L型キッチン/W1800×L1650・レンジフ-ド/W900・壁/キッチンパネル)

改修後:洗面所(24時間機能付き換気扇)

改修後:洗面所

改修後:便所(コンパクト手洗い器)

改修後:便所(24時間機能付き換気扇)

改修後:浴室(0.75坪タイプ)・断熱仕様(断熱パネル・魔法瓶浴槽・ゆるリラ浴槽)

改修後:1階廊下(手前に風除け引き戸あり)

改修後:1階廊下(風除け引き戸)

改修後:1階廊下

改修後:2階寝室

改修後:2階洋間(2)・窓(アルミ樹脂複合サッシ+LOE硝子+アルゴンガス+樹脂スペーサー)

改修後:完成引き渡し(提出書類の説明)

改修後:完成引き渡し(住設機器の取り扱い説明)

工事写真:解体後(軸組・小屋組の継手部補強金物なし・部材材寸寸法不足)

工事写真:解体後(軸組・小屋組の継手部補強金物なし・筋交いの材寸不足・外壁廻りの断熱材なし)

工事写真:解体後(軸組・小屋組の継手部補強金物なし・屋根野地板が腐朽)

工事写真:解体後(浴室廻りの土台・柱が腐朽)

工事写真:解体後(床組)・大引と床束(施工不良)・束石(施工不良)・火打ち土台(省略)

工事写真:耐震補強(軸組・小屋組・屋根野地板)・軸組金物補強

工事写真:耐震補強(軸組・小屋組・屋根野地板)・軸組金物補強

工事写真:屋根をガルバリウム鋼板に葺き替え(屋根野地板上に通気層厚21ミリを施工)

工事写真:屋根をガルバリウム鋼板に葺き替え(屋根野地板上に遮熱シ-ト+通気層厚21ミリを施工)

工事写真:屋根をガルバリウム鋼板に葺き替え(屋根葺き材の下には通気層厚21ミリを施工)

工事写真:外壁廻り耐力壁(構造用合板厚12ミリを施工)

工事写真:断熱対策(壁・天井には高性能グラスウール厚100を施工)

工事写真:床下湿気対策(ポリエチレンシ-ト敷き込み後に調湿材厚40ミリ敷き込み)

工事写真:床組補強(鋼製火打ち土台施工)・床下湿気対策(ポリエチレンシ-ト敷き込み+調湿材敷き込み厚40ミリ敷き込み)

工事写真:土台アンカ-ボルト用の穴あけ(コンクリート基礎に穴あけ)

工事写真:アンカーボルトを基礎コンクリート穴に打ち込む(ボルトの抜け防止用強力接着剤を使用)

工事写真:床組補強(鋼製火打ち土台施工)・ホールダウン金物施工(柱が土台から抜けないために施工)

工事写真:1階床下断熱対策(ポリスチレンフォーム厚45ミリ敷き込み)