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毎日新聞「住のヒント」に取材協力

【記事内容】
ある日、近所で排水管の清掃をしていると業者が来て、車を止めたり騒音で迷惑をかけるかもしれないと挨拶される。そのときに、ほかの家では排水管の汚れがひどいと指摘し、洗浄を巧みに勧誘してくる。料金は3万円で高額ではないため、依頼することに。

2~3日後に、同じ業者の者が来て「きちっと洗浄をしたか点検に来た」とのこと。床下に入りしばらくして出て来ると、「配管が壊れて水漏れしている、浴室の基礎のコンクリートにひび割れがあり、水が浸み出して土台が腐っている。このままにしておくと大変なことになる」と言い、200万円ほどのリフォーム費用がいるが、今契約するなら安く契約できると強調。夫に確認したいと回答すると、今すぐ電話してほしいと契約を急かされ、見積もりを求めても出さないので断ったが、水漏れが不安になり、生協の一級建築士に住まいを見てもらうことにした。
この住まいを調査したING設計室(東京都清瀬市)の大力好英さんが驚いたのは、「配管から水漏れ」といっていたのは、エアコンから出た水を流す管だったという事実。この管は途中で人為的に切らていた。浴室回りの基礎にひび割れはなく、土台も腐っておらず、リフォ-ムする必要はなかった。

【対応策】
点検業者の手口として、床下に入って不安をあおる方法があるので、まず家に入れないこと。
知り合いに建築士がいるので調べてもらうと伝えれば、点検業者はその後近づかない。