
我が家の息子2人がお世話になった保育園の建て替え計画で、父母会のメンバーが専門家として力を貸してほしいとのことで協力することに。予算計画は、法自費を補助金だけで賄おうとするずさんなものでした。補助金は工事費の70%程度のため、その旨を市の担当者に説明。その後、そのことが議会で大問題になり、説明内容が理解され予算が追加されました。
市の当初の計画案は既存園舎を工事中仮園舎に使用する案で、そのために新園舎を南側園庭に建てるものでした。これに対して父母会は工事中の「安全性・騒音」の問題点を指摘し、仮園舎をほか敷地に確保することを提案。計画案がなかなかいい方へ変わらないため、父母会案を私が作成することになりました。
父母会案は平屋の既存平面計画活かす・園庭の日照活かす・調理室と遊戯室を玄関ホ-ルの近くに配置・幼児室にトイレは明るい園庭側に配置・園庭の記念木の銀杏の大木を残す、などを基本方針に作成。こちらの案がほぼ採用され、これは市政始まって以来のできごとだそうです。

外観(南面):右側は乳児エリア

外観(西面):記念樹の銀杏の大木をの残す(父母会提案)

外観(東面):右側は遊戯室

外観(東面):乳児室エリア

外観(東面):玄関ホ-ル・左側は遊戯室・右側は乳児室エリア

室内(西面):玄関ホ-ル・記念樹の銀杏の大木

室内(西面):玄関ホ-ル・左側は職員室。右側は遊戯室

室内(東面):遊戯室

室内(南面):幼児室

室内(南面):幼児室トイレ(二部屋共用)・生活習慣を楽しく身につける(南面)・各乳幼児室(床暖房)

室内(南面):幼児室トイレ(二部屋共用)・職員が無理なく確認できるように(引き戸・小窓)

父母会提案平面図(上側)と市側提案平面図(下側)
(11/28):市との最終局面の話し合い
「企画部長・福祉部長・係長・父母の会・市職・大力」
父母会が計画案(園庭に日影)の反対理由については基本的に理解している
仮園舎は九小の敷地に準備する「予算は3,000万円」
九小の空き教室も活用する
1992年:平屋建てL字型の父母の会案を活かした対案を作成
「父母の会の要望案がほぼ実現・仮園舎を敷地外に確保することが実現」